夜中に襲ってくる身体を切り裂くような冷たい淋しさは本当に厄介だ。
しばらくどうでもいい誰かに連絡して紛らわそうかと携帯を悶々と握っていたが、もうそんな浅はかで他人を利用するような稚拙な考えは捨てたい。いつでも人に優しく、さめざめとも逞しくこの孤独に打ち勝つ私になりたい。
そうでないと私は私を愛せない。いつでも粗探しをしてしまうし、最低だなと自分を指差してしまう。
明日は書こう、書こう。淋しさを身体いっぱいに詰め込んだまま、私の星へいくのだ。
吉本ばななのキッチンを、初めてちゃんと読んで涙して、寒々しくもいじらしい台所に横たわってみた深夜から、世界へ愛を込めて。
私はあなたが、少しでもその淋しさを自分なりに癒して明日も生きていればそれでいい。私もそうやって1日ずつ踏み締めて生きてゆきます。
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