2026年2月14日土曜日

がらんどう

朝起きると両眼が真っ赤だった。
大きな大きな陰鬱とした気持ちと、その塊が私の頭にのしかかり、心臓までぺしゃりと潰していた。
息を絶え絶えに起き上がり、絶望感に溺れながらシャワーを頭のてっぺんから浴びた。
私は明らかに何かがおかしい。人と比べて、明らかに暗すぎる胸の部分があり、それに負けかけながら目を覚ます朝に定期的に巡り合う。
そうなると途端に生きているのがやっとになる。

自分が生きている、というその事実を支えるのでいっぱいいっぱいになる。他人のことも世間体のことも、お金のことも健康のことも頭から抜けてしまい、いよいよ私はがらんどうになる。

そうなると生きている意味すら失い、死ぬこともできず、ただ今日の中に漂うこととなる。
こういう類いの危機に瀕した時は、ただ空っぽのままで文字を打ち込むに限り、
それだけが私を生へと呼び戻す。

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