私は常に夢にまっすぐ向き合っていたわけではない。
2018年、喉から手が出るほどデビューの場所を欲していて、ある試練の場所へ流れ着いた。
毎週連ドラの企画書を上げろと言われて、あまりにもあまりにも苦しくて、急に次の週に呼ばれなくなり(メールが途絶え)、しがみつかなかった私がいた。
「来週は行われますか?」とアホなフリして尋ねるメールを打つことができなかった20歳のあの時の記憶を、私は頭の中で揉み消して、被害者のように生きてきた。
いいように使われ、屍となり、屍体の山に捨てられたのだと思ってきた。
間違いなく一番最初の挫折であろう。
だから忘れたかったのだ。
2025年、今度は有償ではあるが、似たようなプレッシャーの中にいる。
するとずるりと引っ張り出されるようにあの時の挫折が暴かれた。
脳裏から表に飛び出てきたのだ。
苦しいが今度は逃げてはならないと心に何度も刻みつける。
私が私の一番の望みから逃げてどうする?
今日はホルモンバランスがぐらんぐらんで、小さいミスが積み重なって、謝って謝って、まー消えたくて、それで、一番大切なこととそれに背を向けた自分の姿を、その記憶を思い出してしまった。
キラキラと輝くアイドルが、ひとりぼっちになった時に「どうやったら売れんねやろ?」と自問する。その事実を知った時にまた、大きな虚像を抱え、実像をなるべく陰に隠すそこはかとない苦しみを想う。
人の連絡を返せない。
私はちっぽけだ、みじんこよりも小さい。
深く長く眠りたい。叶わない。
脚本を書きたい。
16年間ずっと頭の中にこの願いが君臨する。
だからこそ、消えたい死にたいとその周りを巡るどす黒い渦ができた。
思い遣ってくれる人の連絡を返せない。
会おうとしてくれる人に応えられない。
消えてしまえ。
夢からは金輪際逃げるな。
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